交響詩篇エウレカセブン 第35話 アストラル・アパッチ
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ノルブ師奪還のため首都に侵攻する月光号、ノルブ師はデューイと首都の司政府庭園(Tiller Garden?)で語り合っている。
闘う事に悩むエウレカ、闘う事を拒否する。レントンはエウレカの気持ちを受け入れるが、ノルブ師奪還のための作戦行動をとる。首都設備内(発電施設?)に進入したタルホ・ミーシャ・グレッグは、内通者の助けでノルブ師の位置を知り、首都の電源を切る。(ちなみに、内通者自身はアゲハ隊に摘発されてしまった。)
Tiller Gardenに降り立つホランドの909、ホランドはデューイと対峙する。ホランドはデューイの弟であり、タルホはデューイの元愛人であった事が明かされる。デューイはノルブ師をホランドに渡す、「エウレカの対など見つかるものか、時を逸した者同士傷を舐め合え」と言わんばかりに。そこに現れるニルヴァーシュTypeZero、エウレカとその対であるレントンの登場に驚くデューイ。ノルブ師を連れ月光号に帰還するホランド達。ノルブはタバコの一服を求め、生臭ぶりを発揮し始める。
ドミニク:おい、
大佐は私の報告書を読んだのか?
アゲハ隊:報告書?
ドミニク:TypeZeroと、そのライダーに関する
新しい報告書だ。
アゲハ隊:しかるべき時がくれば、
お読みになるでしょう。
それが真に、
重要なものであればの話ですが。
ドミニク:真に重要なものであれば だと?
TypeZeroがスペックアップした事が、
どの様な意味をもつのか、
お前達にだって!
ドミニク:あ、あぅ
アネモネ...
アネモネ:報告書、出したんだ。
ドミニク:え
アネモネ:まさかとは思うけど、
TheENDが負けたなんて書いてないよね。
ドミニク:アネモネ、
それは重要な事じゃ
アネモネ:重要な事に決まってるだろ!
わたしに次があると思ってるの?
二度も失敗やらかして、
デューイが次をくれると思ってるの?
なんで、そんな簡単な事がわかんないのよ!
なんで、そんなにバカなのよ!
なんでよ、ねぇ
なんで、あんなダサイやつに負けちゃったのよ。
ドミニク:アネモネ...
アネモネ:殺されるよ、絶対殺されるって、
絶対、絶対だよ、絶対...
ドミニク:大丈夫、
次はきっと勝てるさ。
アネモネ:軽い言葉ね。
ドミニク:ぇ
つづく(ふたりで!)
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今回のお話は、『ノルブ師奪還』の巻きといったところでしょうか。ホランドとデューイが兄弟である事や、タルホがデューイの元愛人であった事が明かされる回でもあります。あと、エウレカが戦闘を望んでいない事がはっきりとわかります。逃げようとまで言うエウレカ、それを受け入れ、人間とコーラリアンの共存のため俺を信じてと言うレントン。人類とスカブコーラルの共存の希望エウレカとレントン、二人の今後が注目されます。
あと、アネモネとドミニクのやり取りも必見です。『軽い言葉ね』アネモネの激しいセリフが胸を打ちます。
【余談】
今回の話の中で、ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフの名が出てきます。ノルブ師がデューイに向かって「ラスコーリニコフにでもなるつもりか」と言うのです。他にも「汝の隣人を愛せよ」とか「始めに言葉ありき」とか出てきます。ここらへんの台詞回しについては、話の内容や台詞的にしっくりしていると感じるか、妙に気取って何言ってるんだと感じるか、、、微妙ですね。なんにせよ私の場合は、デューイのやっている事に"理"を感じる事が出来ないです。『盗人にも三分の理』と言う位だから、同感できなくてもそれなりの"理"を感じられてもいいと思うんだけど、まったく感じられない。あと、ノルブもとんだ生臭だし、それらしい言葉を並べたところで、妙に気取って何言ってるんだと、つい思ってしまったりします。
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