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「ふざけるな!」
そこには普段のにやけスマイルはない。
橘京子は、それでも平然と言い続けた。
「何度でも言います。涼宮ハルヒは乱暴者で野蛮で暴走者です。
そんな存在が力の持ち主であるわけがないのです。
本来の持ち主である佐々木さんに、力を返してもらいます。」
言い続ける橘に、激昂した古泉は殴りかかっていった。
「二度と口がきけないようにしてやる。」
おい、気持ちはわかるが、相手は一応 女だぞ、
俺はあわてて古泉を止める、長門もそれに続く。
朝比奈さんは、「古泉くん、ぼ 暴力はいけませぇん」と叫び、
なんだか、DV家庭の修羅場みたいだ。
俺と長門はなんとか古泉を取り押さえたが、
橘はさらに言い放つ。
「暴走者には暴走者が仕えるって事なのです。」
古泉は許さん殺す等と言い、橘をにらむ。
橘、お前もういいから、どっかに行ってくれないか。
「ええ、そろそろ帰ります。
その暴走信者をくれぐれも取り押さえて置いて下さいませ。」
橘はそう言って去ったが、
俺達は、しばらくの間古泉を抑え続けなければならなかった。
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