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1回目
高校二年の5月、佐々木団とのあれこれの後、ハルヒは力を自覚した。
俺はすぐにハルヒと共に、長門に相談した。長門が一番頼れるからな。
長門は情報統合思念体に報告し、情報統合思念体はハルヒの保護の為に
朝倉涼子を再構成し観測体制を強化すると共にハルヒの保護を申し出た。
俺とハルヒはそれを受け入れた。
万事うまくいくと思っていた。
しかし、情報統合思念体の本音はそうではなかった。
力を自覚した門(ハルヒ)と鍵(俺)を危険な存在であると認識し、
俺達二人の消去を長門に命じた。
長門は苦悩し、そして提案した『…門だけを破壊すれば十分。』
俺とハルヒを引き離し、それによって引き起こされるハルヒの混乱に乗じ、
ハルヒを消去すればいいと。
いろいろあったが結局、俺は朝倉涼子に篭絡され、、、
ハルヒを捨て涼子に奔った。
ハルヒは俺に捨てられたショックのなか、長門の襲撃を受けた。
その時の事は忘れられない。
長門の攻撃をかわし情報操作能力を完全に封じたハルヒは、
長門を抱きしめ
「有希、苦しかったんだね…ごめんね。」と言った。
そして朝倉涼子を一瞬でねじ伏せ無力化し、俺を殴り一言だけ言った。
「いくわよ」
2回目
世界は巻きもどり、高校二年の5月に戻った。
ハルヒは自分を捨てた男である俺に対し、優しく接してくれた。
教室やSOS団の集まりでは今まで通りに振舞ってはいたが、
二人きりになると信じられないくらいに優しかった。
俺はハルヒに過ちを詫び二度と裏切らないと誓い、
ハルヒが力を自覚した事は、二人だけの秘密にした。
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