谷口とハルヒは親戚
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谷口とハルヒは又従兄妹だった。
子供の頃からの知り合いで幼い頃はよく遊んだが、
小学校に上がってからは年に数回会う程度。
そんなに親しいわけでもない。
谷口と中学で同じクラスになったハルヒは、
親戚である谷口を不思議捜し(奇抜な行動)に誘ったが、
当然ながら断られる。
さらに谷口は、奇抜な行動をとるハルヒに対して、
「お前と親戚だって言う事を、クラスの皆に知られたくない。」
と告げる。
自分の身内にまで理解されない現実を知り、ハルヒは情報爆発を起こす。
情報統合思念体によって初めて観測された地球上の情報爆発、
未来人が次元断層と呼ぶ"時点"、
閉鎖空間と神人が生まれ超能力者達が生まれた時、
実はそれがその瞬間だった。
その情報爆発は世界改変をする規模ではないので、
小規模と言えば、所規模ではある。
目的も結果も、印象操作を行う程度のものであったし。
ハルヒは、谷口をただのクラスメートとし距離を置くが、
同時に常に近くに置く事も望んだ。
そんな程度の情報爆発ではあった。
しかし、それが、最初のきっかけ。
(もちろん、きっかけではあるが、そんなに重要な事でもない。
初めての発現であっただけの話。)
ハルヒは"谷口と距離を置きつつも、決して離さなかった"。
周は谷口とハルヒが親戚である事を知っていても、
赤の他人だと思うだけ。
知ってはいるけど知らないのと同じ。
周りは気にしないが、
幼馴染で親戚筋である谷口とハルヒは、
お互い口にはしないが、気にかけている。
そんな[状況。
谷口は、ハルヒに不用意に近づく者に
「ありゃ変わり者だからな、気をつけろ」と警告をしたりする。
それは、ハルヒに不用意に近づいて傷ついたクラスメートが、
怒りや嫌悪感からハルヒをいじめないようにするため。
そして、ハルヒも軟弱な谷口を目の届くところに置く。
(谷口は人付き合いの良い奴だから、なんの問題もないのだが、
ハルヒは、なにかあったらと思い、、、
結果、特になにをするわけでもないが、とにかく身近に置き続ける…)
高校三年の夏休み前、
谷口はキョンにハルヒが変なヤツである事を、
前に何回も言ったのにかかわらず、
再度くどくどと話す。
そして言う。
だから、ハルちゃんをよろしく。
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