最後になりましたが、この事故の被害者の方のご冥福と、治療中の方の早期回復をお祈りします。
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事故ボイラーのCO、致死量大幅に上回る3万ppm以上
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090608-OYT1T01203.htm?from=nwla
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山口県美祢(みね)市の「山口秋芳プラザホテル」で起きた一酸化炭素(CO)中毒事故で、経済産業省原子力安全・保安院は8日、給湯ボイラーの燃焼実験で、排気には致死量を大幅に上回る3万ppm以上のCOが含まれていた、と発表した。
同保安院は、何らかの原因でボイラーが不完全燃焼し、発生した高濃度のCOが、ふたでふさがれた煙突から外部へ排出されずに建物内に充満したとみており、専門家による調査委員会を設け、不完全燃焼の原因などを調べる。
同保安院は5、6日、事故当時に稼働していたボイラーの燃焼実験を行い、排気口に一酸化炭素濃度測定器を挿入したところ、測定上限である3万ppmが表示された。測定開始から数秒で3万ppmに達しており、実際には3万ppm以上とみられる。同保安院幹部は「機器の燃焼状態が相当悪かったことを示す異常な数値」としている。
死亡したカメラマン、川副浩明さん(26)(京都府木津川市)らは、ホテル3階の客室で一酸化炭素中毒に陥ったが、ボイラーを30分間燃焼させた後の調査では、3階の非常階段付近で5000ppm超のCOが測定された。
ボイラーはホテル屋根上の煙突につながっているが、先端部は金属製のふた(縦70センチ、横67センチ)でふさがれており、排気管内にたまったCOが3階に漏出したとみている。財団法人・日本中毒情報センター(茨城県つくば市)によると、空気中のCO濃度が1000ppmを超えると、意識低下などの症状が表れ、5000ppmでは5分で死に至るという。
(2009年6月8日23時38分 読売新聞)
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CO中毒事故の山口秋芳プラザホテル廃業
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090609-OYT1T00983.htm?from=nwla
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一酸化炭素中毒事故を起こした山口県美祢(みね)市の山口秋芳プラザホテル(安方和馬社長)は9日、山口県宇部環境保健所に旅館業法に基づく旅館業と、食品衛生法に基づく飲食業の廃止届を提出して受理され、廃業が決まった。
安方社長は事故後の3日に行った記者会見で、「社会的責任を取るために無期限休館とする。廃業も検討している」と述べていた。
(2009年6月9日22時48分 読売新聞)
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CO中毒22人搬送、1人死亡…山口・秋芳町のホテル
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CO中毒事故が起きた山口秋芳プラザホテル=江上純撮影
CO中毒事故で子どもたちが避難したホテルの玄関=井上裕文撮影
2日午後5時50分頃、山口県美祢(みね)市秋芳(しゅうほう)町秋吉の「山口秋芳プラザホテル」で体調不良を訴えている女性がいる、と119番があった。同市消防本部の消防隊員が急行したところ、修学旅行の宿泊客らが吐き気などを訴えており、3日午前0時現在で計22人が同市や山口市などの5か所の病院に搬送された。
いずれも一酸化炭素(CO)中毒に陥っており、旅行に同行していた関西美術印刷(奈良市)所属のカメラマン川副浩明さん(26)(京都府木津川市)が死亡、男性教員(49)も一時、意識不明になった。
山口県警は、ホテルのガス設備の不完全燃焼が原因で一酸化炭素が発生した可能性もあるとみて、業務上過失致死傷での立件も視野に、従業員らから事情を聞くなど捜査を始めた。
同県警によると、修学旅行に来ていたのは、大阪府高槻市立松原小学校6年の児童72人、校長ら教員5人で、女性看護師と川副さん、添乗員も一緒に宿泊していた。女性看護師と川副さん、女性教員2人、男性教員1人の計5人は3階にある看護師の部屋の中や付近で倒れていたという。美祢市などによると、女性看護師が3階の部屋に入ったところ間もなく倒れた。その後、助けに入った教員3人と川副さんも倒れたという。
119番通報から約3時間後の2日午後8時45分に、同県警と美祢市消防本部が女性看護師の部屋で一酸化炭素濃度を測定したところ300ppmを検出した。一酸化炭素は無味無臭で200ppmに上昇すると頭痛などが起こり、さらに濃度が上がると吐き気などの症状が出るという。児童は当時、1階食堂で夕食をとっていたが、6人がのどの痛みを訴え、救助に駆けつけた消防隊員8人も病院に搬送されているが命に別条はないという。
(2009年6月3日01時38分 読売新聞)
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