衝突は二回に分けて行われます。まずは、衛星打ち上げに使ったアトラスVロケットの上段を、月面に衝突させます。次に、エルクロス自体が月面に衝突します。
衝突により吹き飛ばされる月の土ぼこり(^^;)を観察して、月に水かあるかどうかを調査します。なんともまあ乱暴な実験ですが、費用対効果の大きな方法ではあります。
なんだかわくわくしてきました。どんな結果が出るのか楽しみです。
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無人探査機を月面衝突、様子はネットで公開 NASA
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200910090008.html
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(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は米東部時間9日午前7時31分(日本時間同日午後8時31分)、月探査機LCROSS(エルクロス)を月面に衝突させる予定で、その様子をウェブサイトで公開する。
LCROSSは、探査機ルナ・リコネサンス・オービター(LRO)と一緒に、今年6月に打ち上げられた探査機。
NASAは燃料を使い切った2段目ロケットを、南極付近のクレーターに落下させる。その後、衝突により舞い上がった月面の土砂などを観測し、水分が含まれているかどうかを調べる。
衝突の様子は、北米やハワイなどでは地上からでも観測できるため、空を見上げるよう呼び掛けている。
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アトラスV、LROを打ち上げ
http://www.sorae.jp/030803/3079.html
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アメリカ航空宇宙局(NASA)とユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)はアメリカ東部夏時間6月18日17時32分(日本時間6月19日6時32分)、月探査機「ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)」と「エルクロス(LCROSS)」を載せたアトラスロケット(アトラスV)を、ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約45分後、LROとLCROSSが月への軌道に投入され、打ち上げは成功した。LCROSSはアトラスV上段と結合したまま月へ向かう。
「ULAは、月の探査任務であるLROミッションの一員として参加できたことに非常に誇りに思う。我々はこのエキサイティングなミッションの成功を願っている」
今回の打ち上げ成功について、ULA社のマーク・ウィルキンス(Mark Wilkins)副社長はこのように述べた。
LROは2004年に発表されたアメリカ新宇宙政策のうち、有人月探査計画の最初の無人探査機である。計7つの観測機器を搭載し、月面の地図作成や、有人月探査時の着陸地点の選定資料提供などを行う。
一方、LCROSSは2段式の衝突を行う探査機で、まずアトラスV上段を月南極付近に衝突させた後、自身も月面に衝突する。NASAは衝突によって生じた蒸気を、LROやLCROSS、他の月探査機、地上の望遠鏡などを使って観測し、水などが含まれているかどうかを探る。
なお、アメリカが月探査機打ち上げたのは、1998年の「ルナプロスペクター」以来、実に11年ぶり。
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