交響詩篇エウレカセブン 第37話 レイズ・ユア・ハンド
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月光号では、ストナーにより、グレッグ(ドクターベア)とノルブの対談が録画される。対談の結論は『知的生命体の総量が限界を超えるとクダンの限界が訪れ、空間は崩壊する。そうなる前にスカブコーラルと人類は合一し、次段階の状態を目指さなければならない。』というものだった。人類はスカブコーラルとの共存を目指すべきなのだ。真実を広く知らしめるために、この対談を公開したい、ストナーとゲッコウステート。しかし、デューイの大規模な嘘(策略)の為に、その望みは打ち砕かれる。
デューイは、Afxから打ち出されるオレンジ弾により、スカブの大地を攻撃する。クテ級が現れ、抗体コーラリアンにより街は壊滅する。アネモネの搭乗するニルヴァーシュTypeTheENDと、アゲハ隊と名づけらたKLF部隊は、抗体コーラリアンと闘い、街を救おうとする。アネモネ率いるアゲハ隊KLFのフォーメーション・ガグンドーラにより打ち出されるバハルック・スールは、抗体コーラリアンを倒していく。
まったく、なんて事だ、、、
オレンジ弾を打ち抗体コーラリアンを現出させ、その抗体コーラリアンが消滅する時間に合わせアネモネ隊を投入し抗体コーラリアンと闘わせる、そしてそれを大々的に宣伝する。それは自作自演の茶番劇だ。しかし人々はそれを信じ、デューイに人類救済を託す。
デューイはさらに、三賢人の無能さを指摘し、英雄アドロック・サーストンの名を騙り、首都を掌握しようとする。偽りの危機をでっち上げ、首都に向かうデューイ。
月光号に乗っていたトレゾアの技術者達は研究書に戻る。エウレカはレントンに寄り添い、二人は語り合う。語り合いの中、エウレカがアドロック(レントンの父)の事を知っていた事を知り、驚くレントン。
ハップ :これで首都を襲うコーラリアンの
映像があれば完璧だな。
ストナー :世紀のスクープもちゃらになっちまうのか。
ギジェット:どうしてさ、
映像だってあるじゃない。
ねぇ?
ハップ :これだけ大掛かりに嘘をつかれるとな、
真実なんて見えなくなるんだよ。
ホランド :たとえ真実でも、コップ一杯の水で、
川の流れは変わらない。
ハップ :メディア戦じゃ
完全にこっちの負けってわけだ。
ストナー :俺は必ず記事をものにする。
ハップ :時期を逸してるぜ。
ストナー :世界中の人間が知らなくても、
誰か一人の目にとまればいい。
そのために俺に出来る事は、
記事を書く事だけだ。
つづく(ふたりで!)
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今回のお話は、『謎の解明とデューイの躍進』の巻きといったところでしょうか。人類とコーラリアンの行く先についての謎解きがあります。ストナーのジャーナリスト魂も描かれています。そしてデューイ、茶番で多くの人を殺してまでも権力の座につこうとするデューイ、いったい何が彼をそこまでにさせるのでしょう? さてと、ところで今回は、アネモネの活躍(?)がたっぷり見れますので、アネモネファンは必見です。
【余談】
作中で語られる、知的生命体が一定数以上になると空間が崩壊するってのは、なんだか納得できない理屈です。まあ、今後出てくる、あらゆる物理法則が成り立たない状態を説明するための方便なんでしょうけど、、、なんだかなぁ。
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