2018年1月2日火曜日

【討論】大晦日スペシャル「AIは人間と世界を変えるか?」[桜H29/12/31]

チャンネル桜の討論番組の感想です。(『AIは人間と世界を変えるか?』の感想です。)

番組自体は面白かったです。
参加者の方もちゃんとしたばかりで、しっかりとした議論だったと思います。
ただ、既存技術の進歩の先の話ばかりで、題名にあるAIの話が少なくて少し残念でした。

コンピュータやメカトロ技術の発展の話もいいのですが、AIの話を掘り下げてもらいたかったです。

議論中に三浦小太郎先生が完全な翻訳は出来ないだろうという話をしていましたが、既存技術の単純延長を考えた場合はたしかにその通りです。
しかしAIの話ならば、技術特異点(シンギュラリティ)を超えて人間の翻訳者以上の翻訳が出来るようになるだろう、その時どうなるのか、という事を論点にすべきかと思います。

尊敬する高橋洋一先生の意見も、あまりAIの話でなかったように感じました。AIが自己進化しプログラマや構築者の把握できる範囲を超えた時の話をして下さると期待していたのですが、、、
(『そうなれば怖いけどね(そうはならないでしょ)』のひとことでながされておられました)


端的に言うとAI技術は"判断"の自動化です。
たとえば国や地方自治体の予算配分を最適化できます。
その予算最適化のための入力諸元や前提条件をどうしたらいいのか?
もしAIの判断結果が人(政治家や官僚、庶民)の判断と違っていた場合にどう扱うのか?
その違った判断をどうとらえるべきなのか?

まあ、予算配分ならAIの判断は参考にするだけでいいと思いますが、
為政者にとって、強力な「有識者や秘書もしくはオブザーバー」として役に立つ技術だと思います。


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