交響詩篇エウレカセブン 第17話 スカイ・ロック・ゲート
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相変わらず、エウレカの調子は悪く、レントンとの関係も悪い。
ヒルダ :ねえ、どうかしたの?
エウレカ:なんで?
ヒルダ :だって、あなたが
ニルヴァーシュに乗らないなんて。
エウレカ:乗りたくないだけ。
ヒルダ :なぜ?
エウレカ:ニルヴァーシュの機嫌が悪いの、
レントンが乗らないと、
私じゃだめなの。
ヒルダ :なんかさ、
ニルヴァーシュを女友達って考えると、
すごくしっくりくるんだけど。
エウレカ:え
ヒルダ :親友だった女友達に彼氏が出来るとさ
なんとなく、その子との間が
うまくいかなくなるじゃない、
なんか、
彼氏に友達取られちゃったみたいでさ。
エウレカ:わからないの
ヒルダ :一種の焼餅よ。
エウレカ:ヤキモチ?
ヒルダ :そんなの感じたの
生まれて初めてって顔してるよ
エウレカ:うん
ヒルダ :もう、時々あなたがわからなくなるよね。
でもさ、考えた方がいいよ。
その焼餅がどっちに向いてるか。
エウレカ:え
ヒルダ :ニルヴァーシュに向いてるのか
レントンに向いてるのかって事。
月光号の修理は捗らず、リフレクション・フィルムの自己再生に任せていては1年以上かかってしまう。そこで、ケンゴウの知り合いのフィルム職人エドモンドに、リフレクション・フィルムを作ってもらいに行く事になった。(ケンゴウ、ハップ、マシュー、ストナー、ムーンドギー、レントンが、)エドモンドの工場に行くと、そこでは、息子のニールが飲んだくれていた。エドモンドは一年前に絶望病で無くなったと言う。
ニールと共にリフレクション・フィルム作りをする事になった一行、フィルムの原料であるスカイフィッシュを捕獲しにオーナデ・プンタ(オーラデ・プンタ?)の谷に行く。魂魄ドライブの前で楽しい事を考えるとスカイフィッシュは現れると言う、渓谷の上で酒席を開き騒ぐ一行。未成年のレントンはニルヴァーシュのコックピットで一人エウレカを想う、すると、大物のスカイフィッシュが現れる。ニルヴァーシュで捕獲しようとするレントンだが、スカイフィッシュに見つめれ、不意をつかれ落下してしまう。それになぜか気付くエウレカ、遠く離れているのに。エウレカは叫びレントンを助ける。
無事、必要な数のスカイフィッシュの捕獲が終わり、ニールは一人で一晩かけ、リフレクション・フィルムを作る。出来上がったフィルムを月光号に持って帰る一行。エウレカはレントンに話しかけ、レントンはエウレカとの関係が少しだけ修復された気がした。
その頃軍では、復帰したデューイ・ノヴァク少佐が大佐に昇進し、元の部下を集め自分の部隊を再結成させていた。セカンド・サマー・オブ・ラブを起こし、ふたたび人類をこの星の主として君臨させるために。
つづく
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今回のお話は、スカイフィッシュ捕獲大作戦の巻、といったところでしょうか。相変わらずローな雰囲気ですが、会計係パップの役回りとか、ヒルダの女らしい一面、ギジェットのやさしさとか、まあ、見所はあります。
【余談】
今回の話で、エウレカとヒルダが焼餅の話をします、これってけっこう重要な話だと思います。レントンとエウレカの恋物語。恋物語には、二人の間にちょっとした波紋を呼ぶ人物を登場させるのが定番ですが、それによって話が湿っぽくなったり、三角関係や修羅場もあるかもしれません。エウレカには修羅場や三角関係は似合いません。もしレントンが自分以外の女性のもとに走れば、エウレカは、それを「そういうものなんだ」と受け入れるだけか、ヤンデレ化(爆)するかの極端なパターンしか無いでしょう。それを、ニルヴァーシュ(人間でない女友達)との関係でうまく表現したのは、よかったと思います。もともと人間では無いエウレカを、うまく表現していると思います。
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