2009年4月13日月曜日

都立高校の特別選考

都立高校の特別選考について書きますね。

都立高校の一部では、入試において、特別選考枠を設けている場合があります。これは、入学者の一部(10%とか20%)の選考基準を一部変えて、合格とする制度です。すべての都立高校で実施しているわけでもないし、そんなに大きく選考基準を変えるわけでもありません。

例をあげると、
【例1】
<普通選考:9割>
 「入学試験7:3内申書」で選考し、入学定員の9割の合格者を決定
<特別選考:1割>
 「入学試験の点数だけ」で選考して、入学定員の1割の合格者を決定

【例2】
<普通選考:8割>
 「入学試験6:4内申書」で選考し、入学定員の8割の合格者を決定
<特別選考:2割>
 「入学試験4:6内申書」で選考し、入学定員の2割の合格者を決定

まあ、こんな感じです。

例1の場合、特別選考枠で内申書の点数が評価されませんから、なんらかの事情で中学校に通っていなかった場合(内申書の点数が低かった場合)でも、入学試験で良い成績を収めれば合格出来ます。
ただし、特別選考はあくまで普通選考で合格しなかった受験者に適用されます。つまり、この例1の場合、入試の点も内申書も両方良かった者は普通選考で合格していますから、特別選考で選ばれたからといって、入試の成績が普通選考合格者に比べて、特に良かったとは限りません。(多くの場合、内申書が良ければ、入試の点も高得点であろうからです。)

例2の場合、入試の点が多少悪くても、中学校の成績が良ければ(内申書の点が高ければ)、入学出来る可能性が上がります。普段は(中学校の内申点は)良いのに、入試日に調子が悪かったという場合の救済策といえるでしょう。

受験生の皆さん、保護者の方は、志望校に特別選考枠があるかどうか、もしあるのならどの様な選考基準か調べておくと良いでしょう。

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