不法滞在問題、難しいですね、、、
「強制退去処分を受け、現在仮放免中の人」や「在留特別許可を得る事が出来た人」は、けっこうな数いるようですので、今回話題になっているフィリピン人少女や、新たに話題になりそうなインド人少女も、日本に留まる事が出来るかもしれませんね。
ただ、TVやマスコミで日本中の注目浴びちゃったからなぁ、、、こんなに目立ってしまったら、かえって"ちゃんと、法律どおりに、強制退去するべき"って話になっちゃうと思うんだけど。世論的にはそうなってしまうよね。
なんで、こんなに派手に目立つような事したのかなぁ。。。変な団体にでもそそのかされて利用されちゃったのかなぁ。。。
この親子達、目立つ事さえしてなければ、普通に特別在留許可を取れたかもしれないし、高校卒業とか大学失業まで仮放免の延期が出来たかもしれない、そんな気がしてきました。
でも、ここまで目立って上段切って"在留"を求めてきたら、世論的にどうよ。。。あーあー、やり方間違ったんじゃないの?もっと賢く立ち回れよん。
なんともやりきれないね。
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仮放免中に中学合格 不法滞在インド人の長女
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009022502000205.html
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2009年2月25日 夕刊
中学合格が決まったコーマルさん。家族全員の滞在を願っている=東京都足立区で
東京都足立区に住むインド国籍のサニー・アマルさん(45)の長女で小学六年のコーマルさん(12)が今月、都内の私立中学校に合格した。バレーボール部への入部も決まり、入学式を心待ちにするが、実際に校門をくぐれるかは分からない。一家は不法残留で強制退去処分を受け、現在は退去が猶予されている仮放免の身だからだ。 (寺岡秀樹)
アマルさんは一九九三年、妻(45)と短期ビザで入国。期限切れ後の不法滞在中、コーマルさんと長男(15)、次男(9つ)の三人の子どもが生まれた。夫妻は少しでも自然な形で滞在できれば、との思いで子どもたちが通った小学校のPTA役員を務め、地域のボランティア活動にも積極的に参加してきた。
コーマルさんが地元のスポーツ少年団でバレーボールを始めたのは小学二年の時。友だちに誘われたのがきっかけだが、一七七センチの長身と持ち前の身体能力を武器に頭角を現し、昨年は都大会に出場。強力なスパイクが注目された。
合格した中学校のバレーボール部は今春に新設されるが、系列高校は関東大会の出場校。中学チームの強化を目指す学校関係者は、コーマルさんの入部に熱い視線を送る。
コーマルさんの夢はプロのバレーボール選手。夢に近づく第一歩となる合格に、コーマルさんは「泣きたくなるくらいうれしかった。練習が厳しくても頑張ってエースを目指す」と瞳を輝かせる。
しかし、希望が膨らむにつれ、強制退去への恐怖も大きくなる。退去処分の取り消しを求めて起こした訴訟は昨年、最高裁で敗訴が確定。仮放免中の一家は、身柄の収容が一時的に停止されているにすぎない。東京入国管理局への毎月一回の出頭を義務付けられ、いつ収容されてもおかしくない状況が続く。
コーマルさんは今月十日、家族とともに出頭し「合格したのにインドへ帰りたくありません。私のたった一つのお願いです」と記した法務大臣あての手紙を提出した。
「中学合格が家族全員の滞在につながってほしい」と祈るコーマルさん。一家の残留を求める嘆願書は一万一千人分を超えた。
◆強制退去処分 07年2万8000人
法務省によると、二〇〇七年に強制退去処分を受けた人数は全国で約二万八千人で、うち、アマルさん一家のように同処分を受けてから仮放免の身にあるのは約九百四十人。だが、この一家と同じく十五歳以下の子どもがいる世帯の数は統計上の数値がないという。
同省は「在留を認めるかどうかは家族状況や在留を希望する理由など、ケース・バイ・ケースの判断になる」と説明している。
(東京新聞)
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1人残留か帰国 「選べない」 比一家長女、会見で
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20090226-OYT8T01164.htm
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「日本で勉強を続けたい」と訴えるのり子さん(東京・霞が関で)
不法滞在で国外退去処分が確定している蕨市のフィリピン人、カルデロン・アラン・クルズさん(36)一家は26日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、改めて法務省に在留特別許可を要望することを明らかにした。
一家3人の拘束が猶予される仮放免の期限は27日。法務省は、そろっての帰国か、日本で生まれ日本語しか話せない中学1年の長女、のり子さん(13)だけを日本に残すかを選び、帰国の日を決めるよう求めている。
27日はアランさん夫妻が東京入国管理局に出頭する予定だが、帰国日を決めていないため、身柄を拘束される可能性もある。のり子さんは会見で「すごく怖い。1人で日本に残ることも、3人で帰国することも、どちらも選べない。家族3人で日本にいたいという気持ちは変わらない。法務大臣の判断が変わることを祈っています」と述べた。
アランさんも「のり子の将来のために日本で勉強させたい。のり子はまだ自分で生活できず、3人で暮らしたい」とし、妻のサラさん(38)も「気持ちは変わらない」と話した。
一家を支援する渡辺彰悟弁護士は、国連の人権理事会の特別報告官に情報提供し、3人が日本に残れるよう働きかけていることを明らかにした。
(2009年2月27日 読売新聞)
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不法滞在:仮放免期限目前 中1の娘案じ…埼玉の比一家
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009022502000205.html
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アランさん(右端)を励まそうと集まった同僚たち。サラさん(左端)、ノリコさん(左から2人目)も仲間に囲まれて、一家の表情も少し明るくなった=2009年2月7日午後6時3分、稲田佳代撮影
フィリピンからの不法入国で東京入国管理局から強制退去を命令されている埼玉県蕨市の内装解体工、カルデロン・アランさん(36)一家の仮放免延長期限が27日に迫っている。アランさんを同僚らは励まし、在留特別許可を求めて集めた署名は1万9000人分を超える。アランさんが案じるのは、日本生まれの一人娘で中学1年のノリコさん(13)のことだ。ノリコさんは「日本は大好きな自分の国。家族全員一緒に暮らしたい」と願っている。
93年の日本への出発前夜。アランさんはビザ取得を依頼したブローカーから、他人の姓と1年早い誕生日に書き換えられたパスポートを受け取った。「金を支払っていたので、そのまま飛行機に乗ってしまった」という。
日本語は1年で覚えた。9割を夜勤で通し、不衛生な現場やアスベスト除去作業にも率先して取り組んだ。「日本で認められるには5倍努力しなければ」と働いた。重い鉄扉数枚の下敷きになった現場監督を救出したことも。社長が「お前がいないと会社は困る」と頼るまでになった。
日本で結婚した妻サラさん(38)は、06年7月に出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕された。約10カ月半の収容期間中、11歳だったノリコさんを「1人で置いておけない」と、深夜の解体現場に連れて行って車内で眠らせ、妻を待った。
一家は06年11月に東京入管から退去強制命令を受け、命令取り消しを求めた訴訟も敗訴した。13日に東京入管に出頭した際、「一家全員か、娘を残して帰国するしかない」と通告され、日程を決めるよう求められた。どちらも選択できないまま27日、再び出頭する。アランさんは娘を苦しめる結果になったことを今、悔いている。
そんなアランさん一家を励まそうと7日、同僚5人が自宅に集まった。細野幸一郎さん(29)は「アランは一番古株で面倒見が良く、誰にでも対等。だからみんな助けようと思う」と話す。同僚らは「絶対あきらめるな。みんながついているから」と吉報を待つ。
法務省入国管理局の推計では、不法滞在者は約17万4000人(08年1月現在)。07年は4万5502人が退去強制命令を受けたが、法相の裁量で7388人が在留特別許可を得ており、うち1457人が不法入国・上陸だった。【稲田佳代】
(毎日新聞)
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帰国日決めなければ強制退去へ 日本生まれの比少女家族
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022701000294.html
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2009年2月27日 10時59分
強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人、カルデロン・のり子さん(13)=埼玉県蕨市立中1年=ら家族3人が在留特別許可を求めている問題で、東京入国管理局は27日、出頭した父アランさん(36)と母サラさん(38)に対し、3月9日までにフィリピンへの帰国日を決めなければ、強制退去の手続きに入る方針を伝えた。
一時滞在を認めた仮放免期限は3月9日まで延長されたが、延長の措置も今回が最後だという。
入管側は既に、のり子さんだけなら在留を許可できることを伝えた上で、両親に帰国日を決めるよう要請していた。
アランさんは出頭後の取材に「のり子はまだ1人では何もできない。悔しいです」と話した。
サラさんは1992年、アランさんは93年に、それぞれ他人名義のパスポートで入国。のり子さんは95年に日本で生まれた。2006年に不法滞在が発覚、強制退去処分を受け、処分取り消しを求めた訴訟も昨年9月に敗訴が確定した。
(共同)
東京新聞Web
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「長女には在留特別許可も」森法相 比少女一家に
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090227/plc0902271010005-n1.htm
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2009.2.27 10:06
不法在留で国外への強制退去処分を受けた埼玉県のフィリピン人中学生、カルデロン・のり子さん(13)と父母の家族3人が在留特別許可を求めている問題で、森英介法相は27日の閣議後会見で、「一家3人での在留が認められないことはすでに告知している。ただ長女が親戚など適切な監護養育の元で学業を続けたいということであれば、長女の在留特別許可は出すと伝えてあるので、一家の対応を見守りたい」と述べた。
法務省によると、国連人権理事会に所属する「移民の人権特別報告者」「教育の権利特別報告者」の連名で、日本政府にカルデロン一家の問題に関する経緯の確認、質問書が寄せられ、法務省には外務省経由で26日に届いたという。
回答期限は示されておらず森法相は、「関係省庁間で対応を協議するところなので具体的なことは差し控えたい」と述べた。
MSN産経新聞
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