2009年2月27日金曜日

職業訓練校、試験

職業訓練校の試験について書きますね。

詳細は、都道府県や職業訓練校によって違いますので、入校案内やハローワークの窓口で確認しておきましょう。一般的には以下のようになります。

【試験形式】
職業訓練校の科目によってまちまちです。
3ヶ月以下のコースでは、学力試験が無い場合もあります。
 ・試験無し、抽選選抜。
  3ヶ月以下のコース等の、講習会形式のものに多いです。
 ・試験無し、面接のみ。
  3ヶ月以下のコース等の、講習会形式のものに多いです。
 ・適性検査(学力、一般常識)、面接。
  6ヶ月以下の無料コース。
 ・学力試験(中学卒業程度)、面接。
  1年以下の無料コース。
 ・学力試験(高校卒業程度)、面接。
  1年以上の有料コース。

【試験費用】
・入校選考料
 おおむね無料の場合が多いのですが、有料の訓練コースの場合は、
 入校選考料として2000円程度必要な所が多いです。
・切手
 試験結果の郵送用に80円切手が必要な場合があります。
 この郵送は希望者だけなので、必要なければ切手はいりませんが、
 合格した場合は、入校手続きの書類も送ってもらえるので、
 郵送を希望した方がいいと思います。
 (郵送を希望しなかった場合、合格発表を見るために訓練校まで
 行かなければなりません。合格者はそこで入校手続きの書類を貰う
 必要がありますので、交通費と手間を考えると郵送を希望した方が
 だんぜんお得です。)
・交通費
 これは自腹です(^^;
 ただし、場合によっては支給してくれる自治体もあるようです、
 まあかなり特殊なケースの場合みたいですけど。
・昼食
 午前中で全日程が終わる場合がほとんどですので、
 心配はいらないと思いますが、
 試験後に牛丼を食べる金額位はもっておきましょう(^^;;

【試験科目】
国語と数学の二科目である場合が多いです。
訓練コースによっては英語の試験が追加される場合もあります。
試験時間は、国語と数学の二科目同時試験で50分の所もありますし、
各科目50分の所もあります。

【試験対策】
難しい問題は出ませんので、特別な受験勉強の必要はないかもしれませんが、過去の問題と回答を公開している所がほとんどですので、それを解いてみて、どんな問題が出るのか把握しておきましょう。試験時間以内に全問解けない量の出題がある場合もありますので、出来るだけ素早く回答する様に練習しておくといいでしょう。




私の体験談を書きます。

私の場合、有料の1年コースを受験しました。試験は高校卒業程度の国語と数学でした。入校パンフレットに載っていた去年の問題を解いてみて、試験内容について復習しました。問題のレベルは高くはないのですが、いかにせん"大昔に習った事を思い出しながら解く"わけですので、試験時間内に解けるかどうかは不安でした。過去の問題と同程度のものを何題か解いて練習しておきました。

1.過去の試験問題を解く。
 前年の試験問題が、入校案内に付属していましたのでそれを解きました。ハローワークで去年と一昨年の入校案内をコピーさせてもらい、そこに載っていた問題も解いてみました。過去三年分の試験問題を解いてみましたので、学習時間は、50分×3 + 採点と反省 で、合計4時間くらいでした。

2.試験内容の復習。
 インターネットで検索し、高校の数学と国語について復習しました。高校数学とか高校学習とかでWeb検索して、高校生用の学習サイトを見て復習しました。とはいっても試験問題のレベルはそれ程高くはないので、高校の学習すべてを復習する必要はありません。過去の試験問題の出題傾向から、数学なら『約分』『平方根』『三平方の定理』『体積公式』を復習し、国語なら漢字の書き取りを復習した程度です。まあ、実際は学習サイトをながめた程度で、たいした事はしていません。学習時間もトータルで60分程度でしょうか。。。

 ・学習サイト
  高校数学の基本問題
  http://www.geisya.or.jp/~mwm48961/koukou/index_m.htm
  漢字検定のページ
  http://www.kanken.or.jp/frame2/mondai_list.html

  高校の学習サイトは、他にもいろいろありますので、
  ご自身で検索して、お好きなものをどうぞ。

 ・Yahoo知恵袋
  http://chiebukuro.yahoo.co.jp/
  なぜか過去の問題そのものを質問している人がいて、参考になりました。

3.試験戦術を練る。
 なんだか大袈裟に書きましたが、過去の問題と同程度のものを何回か解いてみて、慣れる(試験時間中に解けるようにする)という事をしました。
下記にワンポイントアドバイスを書いておきます(^^;

 【国語】
  <文章の読解問題>
  筆者が言いたい事・その文章の主題(テーマ)を、
  ちゃんと把握する事。文章中に長々と興味深い事の説明が
  あったとしても、それがテーマでは無い。
  例:耐震偽装の被害者救済をテーマに書いてある文章で、
    読者への"つかみ"としてコンクリートの歴史が書いて
    あったりすると、理系人間はテーマをコンクリートの歴史に
    感じてしまったりするので注意(^^;

  <漢字の読み取り>
  一般常識的な出題が多いので、漢検のサイトを見て慣れておきましょう。

  <漢字の書き取り>
  一般常識的な出題が多いので、漢検のサイトを見て慣れておきましょう。
  パソコン・ワープロの普及で、"書く"機会が減っているので、
  実際に書いてみて練習する事をお勧めします。 

 【数学】
  <計算問題>
  分数や平方根は、ちゃんと約分をしないと正解にならないので、
  約分について復習しておきましょう。

  <文章問題>
  連立方程式を立てて解く問題です。
  何を基準に変数にして解くと楽か、考えてから解きましょう。

  <図形問題>
  三平方の定理と、体積の求め方の公式を憶えておきましょう。
  「三平方の定理」「1:2:√3、1:1:√2」「正三角形の高さ」
  「錐の体積=底面積×高さ÷3」「面積の公式」「体積の公式」
  ここら辺を復習しておけばOKだと思います。


以上です。
基本的に問題のレベルは、そんなに高くはありませんので、あせらずしっかり解けば大丈夫です、受けてみる方は、がんばって下さいねー


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